節約より、まず補償内容把握
SAP(自家用自動車総合保険)にはいっているAさん(42歳)を例にトラブルを考えると・・・(契約しているのは21歳未満不担保の保険)

こんなケースが

 

保険はカバーしてくれるか

 

リスク対策は

自動車保険の危ない思い込み

20歳の学生に貸したら人身事故を起こした

・21歳未満不担保の契約なので保険金は出ない

・「貸し手責任」で賠償請求 を受ける可能性も

・マイカーの保険に限定をつけない

うっかりカギをかけたまま車から離れたら車を盗まれ、その車が人身事故を起こした。

犯人は逃亡して不明

・車の管理責任を問われ  賠償請求 を受ける可 能性も

・「責任あり」とされたら、状況によるが保険金は原則として支払われる

・車の管理をしっかりする

友人Bの無保険車を運転して人身事故を起こした

・他車運転危険担保特約がついており保険金は出る

・対物保険も有効

・他人の車を運転しない

任意保険に入っている友人Cの車を運転し人身事故を起こした

・まずCさんの使われ不足分をAさんの保険から

・ただし保険の等級が低下するとCさんが保険の使用を渋ると面倒な事態も

・他人の車を運転しない

・他車運転危険担保特約に「優先払い」をつけておく

飲酒時につい運転して人身事故を起こした、または飲酒した友人(32歳)に貸したら人身事故を起こした

・被害者救済の観点から保険金は出る

・ただし自分の怪我の補償や車両保険は効かない

・酒を飲んだら絶対に運転しない

地方の大学に通う息子(22歳、本人の車なし)が先輩の車を運転して人身事故を起こした

・先輩の車の保険が優先される。不足分を他車運転危険担保特約によってAさんの保険から

・ただし同居していない子はAさんの保険の対象にならない場合もあるので注意

・子供に他人の車を運転させない

・他車運転危険担保特約に「優先払い」をつけておく

事故で大怪我をし自分の過失は3割と判定された

・まったく過失のない場合以外は過失分に応じて賠償額は減額

・自分の過失分もカバーする「人身傷害補償」をつけておく

(注)事故の状況や対応する損害保険会社によって上記の内容は多少異なる

安易な貸し借りは禁物

Topに戻る